意識改革についてのとても興味深い話しを聞いた事がる。
ある貧困層で成績が最悪の高校に配属された新任教師の話し。
彼女はたった一年でその最悪な学校で担当したクラス全員をアメリカのトップレベルの成績に変えた。
びっくり仰天した校長先生は新任教師を呼び一体どんな技術を持ってしてこの落ちこぼれ達の成績をここまであげたのか?と質問した。
新任教師の答え
「校長先生、失礼ですがこの子達の名簿に記されているIQレベルはハーバード大学の学生並みです。全員が189、190、193などのIQレベルなのでハーバード大学で教えるレベルで授業をしないと生徒が飽きてしまうから必死で教えました!」
唖然とした校長先生の一言。
「その名簿にある番号は彼らのロッカー番号だよ」
新任教師はロッカー番号をIQレベルと100%勘違いして一年間教えていた。
この話は私が教える事に対する大きな意識革命だった。
Genuine Voicesの生徒は全員犯罪者。犯罪者を犯罪者という先入観で教えるとどこにも辿り着かない。少年院のスタッフからは「こいつらは犯罪者だから学ばないよ、教えても無駄だよ」などのコメントも聞く。
でもそれは違う。
生徒が延びないのは先生が生徒の無限の可能性を信じ投資していないからだ。
私は少年院で教える時は意識的に褒め言葉のシャワーを用意する。
「本当に良くできたわね!あなたには才能が溢れている!あなたはロックスターだわ!」等となんども言い続ける。
そして彼らは恥ずかしそうに「本当に?」と何度も聞いてくる、その時の彼らの目は犯罪者の目ではない。私には今掛け買いのない三歳の息子がいるが、褒め言葉を与え続けるとどんなに恐ろしい犯罪を犯した子でもころりと3歳児の息子と同じ天使の様な目で私の魂を見つめてくれる。
そして彼らは恥ずかしそうに「本当に?」と何度も聞いてくる、その時の彼らの目は犯罪者の目ではない。私には今掛け買いのない三歳の息子がいるが、褒め言葉を与え続けるとどんなに恐ろしい犯罪を犯した子でもころりと3歳児の息子と同じ天使の様な目で私の魂を見つめてくれる。
学んだ曲がキラキラ星でも私はショパンのエチュードをマスターしたかのような勢いで生徒を褒めまくる。
教える側の大きな責任。
生徒の事を信じないこと、それは教師として自分の可能性を疑うことでもある。
あるとき一人の受刑者にインタビューしたときGenuine Voicesを向上するのになにかアドバイスはありますか?と聞いたら彼の答えは
「僕の事を犯罪者で悪者で恐ろしい人だと先入観をもたずにわざわざ少年院まで音楽を教えに来てくれるだけで本当に嬉しい。」だった。
私は彼らの自尊心レベルがどん底よりも低いのを十分承知でどこまでその自尊心を音楽を通して向上させ自信を持って新しい事に挑戦していけるかそしてポジティブな人生を展開出来るかに重点を置いている。
あなたはロックスターね、あなたは本当に素晴らしい、あなたは将来沢山の人のインスピレーションになるわ!あなたは有名になるわ!そして有名になったらあなたと同じ状況にいた子達を沢山救えるわ!
と言葉を掛けると彼らは本当に変わる。
そう。たった一人。本当にたった一人で良い。一人の大人が彼らの可能性をどこまで信じてそのピュアな気持ちをどこまで心を込めて伝えられるかが本当に大切だと思う。

