アメリカのギャングは大きく分けて二つのライバルギャングがある。
ブラッドとクリップ
ブラッドとクリップ
ロスから発祥したブラッドとクリップはアメリカ全土に広まる。
私が住むマサチューセッツ州ではブラッドとクリップは住む地域によって変わってくる。私は他の州の事は無知だがマサチューセッツではブラッドはラテン系クリップは黒人系が多い。
2003年から始めた少年院でのGenuine Voices の活動が評価され2006年マサチューセッツ州の歴史上始めて少年院で正社員としての音楽教師の予算が認可されその大役を私が努めることになった。
私が配属された少年院はJudge Connelly Youth Centerとい場所でそこにはマサチューセッツ州で最も重い犯罪を犯した少年達が80人程いた。
その約半数がブラッド半数がクリップ。犯罪の種類として主にギャング犯罪が中心だかその中には性犯罪者もいる。私は音楽教師として毎日50分の授業を4クラス受け持つ事になった。
クラスはAからH。
ABCDはブラッド。
EFGHはクリップ。
美術の先生と1ヶ月毎にブラッドとクリップを移動した。
ギャングの抗争はストリート、地域の抗争とも言える。彼らは番号を記号にし暗号化して様々な形でメッセージを送っていた。
彼らには特別な色がある。
ブラッドは 赤
クリップは 青
道で真っ赤なトレーナーをきて真っ赤な靴を履いてる子達は体外ブラッド。
真っ青はクリップ。
これは私の中でもあまり理解できないが一度どの子が曲を弾けるようになったかをチェックするのに何も考えずブラッドのクラスで青い蛍光ペンを使って名前をチェックしていたら生徒がかなり憤慨した。
「先生、なぜ青いペンを使っているんだ?」
私はその時、そっか、このギャングの色は赤なんだと気付いたが
「あなた達が気に入らないのは分かったけれど私はギャングではないからよ」
とあっさりと答えておいた。
私はその時、そっか、このギャングの色は赤なんだと気付いたが
「あなた達が気に入らないのは分かったけれど私はギャングではないからよ」
とあっさりと答えておいた。
マサチューセッツのブラッドはラテン系なので生徒がスペイン語で色々話している。
きっと私の悪口も言っているだろうと思いなめられたくない!という負けず嫌い根性でスペイン語を独学で勉強し今ではスペイン語で基礎会話が出来る様になった。
ブラッドのお陰?
多分日本人の感覚だとアメリカの銃犯罪は怖いというイメージがあるだろうが多くのギャングと接してきて断言出来るのはあなたがギャングで出ない限り犯罪に巻き込まれる可能性は相当低いという事。
ギャングにはギャング以外の人間、特に女性に対しては手を出さないというプライドとルールがある。だから私は本当に何百人という数のギャングと接してきたが殆どの子達が紳士で優しくて心が澄んでいる。私には本当に尊敬の眼差しで接してくれる子が多い。
実際少年院では沢山のギャングメンバーが私の警備をしてくれると申し出てくれて
「先生。あなたはボストンで一番安全な人です!なぜなら僕たちがあなたの事を守るから!!」と言ってくれた。
ブラッドとクリップ。
私の個人的な意見はどんな青少年も思春期に自分の価値を模索する。その上でどこに自分のアイデンティティーを置いて良いか迷った時偶然周りの友達がブラッドにいた、クリップにいたという感じでギャングに入る。
もしも思春期の模索期間に彼らが世界に飛び出し広い世界で自分が誰かの手助けになる事を学べたらきっとギャングというアイデンティティーではなく自分という価値を自覚し個人でも社会的位置が把握出来ると思う。そういったお膳立てを私達大人がどれだけ理解して用意出来るかがこれからの犯罪防止の要だろう。
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